みなさんは、「あいうべ体操」をご存知でしょうか?
子供の時からの癖だったり、アレルギー性鼻炎だったり、加齢とともに口周りの筋肉が衰えたりすることによって、口で呼吸をしている「口呼吸」の方がいらっしゃいます。
口呼吸が原因となる身体の異常
口呼吸をしていると、
- 子供だと歯並びが悪くなる
- 虫歯や歯周病になりやすくなる
- 風邪をひきやすくなる
- アレルギーになりやすなる
- 自律神経の乱やすくなる
- ドライマウスにより食事や会話がしにくくなる
- 高齢者だと誤嚥性肺炎のリスクになる
など、さまざまなの身体の異常の原因になります。
そこで口呼吸から鼻呼吸になるようにと、福岡市「みらいクリニック」の今井一彰先生が考案されたのが「あいうべ体操」です。
気軽に、どこでも、誰でもできることから、保育園に通う園児からご高齢の方まで、幅広い世代で取り入れられています。
とくに子供さんお口呼吸は、歯並びが悪くなる可能性がありますし、高齢により嚥下摂食機能が低下してきた方にもおすすめです。
舌や唇周りの筋肉がついて自然に口が閉じ、鼻呼吸ができるようにする体操です。
あいうべ体操のやり方
やり方は簡単で、
- 「あー」と口を大きく開く
- 「いー」と口を大きく横に広げる
- 「うー」と口を強く前に突き出す
- 「ベー」と舌を突き出して下に伸ばす
①〜④を1セットとし、1日30セット(朝、昼、晩の食後に各10回ずつ)を目安に毎日続けてください。 入浴時にやるのがおすすめです。 声は出しても出さなくてもかまいません。
大切なことは「顔の筋肉を使って、思いっきりやる」ことです。 自宅でできるのでぜひあいうべ体操にチャレンジしてください。