ブログ

2020.09.26

「よく噛む」ことはとっても大切です

「よく噛む」ことはとっても大切です子どもの時に「ご飯を食べる時にはよく噛みなさい」と言われませんでしたか?

大人につれて言われなくなったり、忙しくてささっとご飯を食べるようになり、早食いになっていませんか?

また、現代社会は洋食文化が浸透し、柔らかい食材やファーストフードを食べる機会も多くなっており、ただでさえ現代は噛む回数が減ってきていると言われます。

ある研究では、骨格などの形から、
噛む回数は弥生時代は現代の約6.5倍、戦前では約2倍
あったといわれています。

では、なぜ「よく噛む」ことが大切なのでしょうか?
よく噛むことで様々なメリットがあるからです。
学校食事研究会では、噛むことの大切さを知ってもらうために、ある標語を掲げています。
「卑弥呼の歯がいーぜ」というものです。

  • 「ひ」:肥満を防止する
  • 「み」:味覚を発達させる
  • 「こ」:言葉の発音がきれいになる
  • 「の」:脳を発達させる
  • 「は」:歯の病気を予防する
  • 「が」:ガンを予防する
  • 「いー」:胃腸の働きを活発にする
  • 「ぜ」:全力投球(体が活発になる)

これらを見てみると全てが健康につながるものばかりです。

よく噛むことで、脳の満腹中枢を刺激し、早食いや大食いを防ぎ、肥満を防止します。

よく噛むことで、食材の味や形をよく感じ取り、味覚が発達します。

よく噛むことで、舌や唇、喉など口周りの筋肉をしっかり動かすことで、滑舌が良くなったり、声の質も良くなります。

よく噛むことで、脳の血流量が増え、脳を刺激し、記憶力が良くなったり、認知症の予防になります。

よく噛むことで、唾液がたくさん分泌され、食べ残りや細菌を洗い流したり、むし歯や歯周病の予防になります。

よく噛むことで、唾液のなかの発がん性物質を抑える酵素が増え、癌になりにくくなります。

よく噛むことで、消化が良くなったり、胃腸の働きを活性化させます。

よく噛むことで、エネルギーが生まれ、体の動きが活発になり、仕事や勉強、遊びなどに集中できるようになります。

加えて、特にお子さんによく噛んで欲しい理由が、
「こ」:言葉の発音がきれいになるにも当てはまるのですが、噛むことで顎の成長が促されたり、舌や唇の筋肉が正常に発達することで、歯並びが良くなるからです。

え?歯並びは歯の問題じゃないの?遺伝だから仕方ないんじゃない?
と思われるかもしれませんが、噛むことと歯の並びは強い相関関係にあります。

事実、最近では、あまり噛まない食事が増えているため、子どもの顎の成長が弱く、歯が並ぶためのスペースがなかったり、舌や唇、頬などの筋肉も弱く、出っ歯になる原因にもなります。

お口が開きっぱなしのポカン口の子が増えているのも、あまり噛まないのが原因の一つだと考えられています。
よく噛むことはメリットしかありませんし、あまり噛まないことはデメリットしかありません。

100歳近く長生きされている方は、昔からの良く噛まないといけないような日本食を、しっかりと時間をかけ、よく噛んでいる方が多いそうです。

食材や調理方法にもよりますが、
1口につき30回はしっかりと噛む
のが良いと言われます。

今までより少し時間をかけ、「よく噛む」ことで。お口の健康から全身の健康まで手に入れるようにしましょう。